可愛い顔の特徴

トイプードルの魅力の一つは、ぬいぐるみのような愛くるしい顔立ちといえるでしょう。それぞれに個性があり、どの子も他にはない可愛らしさがあることから、好みのタイプは様々です。優劣をつけることはできませんが、ここでは、近年人気が高い顔立ちの特徴を解説しています。

目鼻の位置
目や鼻の位置によって、見た目の印象は大きく変わります。ペットショップやブリーダーが子犬の価格を決める際、参考にする目鼻立ちバランスの黄金比があります。
正面から見たとき、下の図の一番左の子犬は、両目と鼻を結ぶ線が正三角形の位置にあります。同じように線で結んだとき、真ん中の子犬は縦長の三角形、右端の子犬は横長の三角形になります。
価格を査定する際、左の子犬のような正三角形のバランスになっている子犬を高評価とする傾向があります。
好みは人それぞれであるので、お好みのタイプの子犬を選択することで問題ありません。


鼻(マズル)の長さ
本来のトイプードは、鼻筋が通った犬種ですが、近年の傾向として、ぬいぐるみのような鼻の短い子犬が好まれる傾向があります。
子犬の内は、全体的に丸いフォルムのため、見た目には分かりにくいのですが、大人になるにつれ特徴が現れます。子犬の段階で判断するためには、骨格の状態をみることで判断できます。
鼻の長さは、頭骨の骨格により違いが生じます。真横から見たとき、下の図のように鼻が短めの子犬は、鼻筋が90度に近い骨格特性を持っています。鼻が長めの子犬は、鼻筋がやや下向きの角度となる特徴があります。
子犬の内からこれらの違いは、確認できますので成犬になった時をイメージすることができます。


目の形
トイプードルの犬種特徴として、目の形は「アーモンドアイ」といわれる切れ長がいいとされています。チャンピオンシップでは、目の形も審査のポイントとなります。
ペットとしてトイプードルをお迎えになる場合、近年の人気傾向は、ボタンのよう丸い目が圧倒的な人気となっています。特にレッドやアプリコットなど茶系のプードルは、ティディベアのようなルックスで丸いボタンのような目が人気を博しています。


まとめ
これらの特徴は、人気傾向の顔立ちについて解説しており、個体の優劣を解説する意図ではありません。人それぞれに好みがあり、人気のタイプより好みのタイプを選択することが、トイプードルを迎えた癒しにつながります。
また、子犬の愛らしさは、容姿だけでなく仕草や性格によるところも大きいため、見た目のみで子犬を選択することは、お勧めできません。
インスピレーションや絆を感じた子犬をお迎えになることが、後悔しないために最も重要です。
