プードルの種類

プードルといえば、小型のトイプードルを連想する方が多いと思いますが、プードルの原種は、中型犬のスタンダードプードルです。原産地は不明ですが、古くからヨーロッパ諸国に点在し、フランスで盛んに繁殖されたといわれています。
スタンダードプードルは、水辺の猟犬として飼育されていた歴史があり、カモ猟など水辺の鳥を撃ち落とし、水面に落ちた鳥を回収させる使役犬の役割を担っていました。
プードルは、ドイツのウォータードッグとの混血説があり、泳ぎが上手な犬種で、戦時中は、海軍の救助犬として活躍していたこともあるほどです。
時折見かけるプードルのコンチネンタルクリップといわれる腹部や足の一部を刈り上げたカットスタイルは、水中作業がし易いように無駄な毛をカットしたことが発祥といわれています。


サイズ
フランスで人気を博してから、小型化の改良が進み、新たな犬種としてミディアムプードル、ミニチュアプードルに分類され、18世紀には、トイプードルが犬種として認められました。現在の犬種分類でも、プードルは、4犬種に分類されています。
日本では、プードルの95%以上がトイプードルであることから、プードルといえば、トイプードルをイメージする背景ができていますが、国によりミニチュアプードルが多いなどの違いがあります。


トイプードルのサイズを表す、ティーカップサイズやタイニーサイズといった表現を使うことがありますが、これらは、大きさを表現するときの俗称であり犬種分類ではありません。どのサイズであってもすべて、犬種としてはトイプードルとなります。

最近では、2㎏未満のティーカップサイズを更に分類し、1.5㎏未満の小さいサイズをマイクロサイズやナノサイズといった表現も使われるようになっています。


カラー(毛色)
トイプードルの犬種標準は、全身が同一の毛色であるソリッドカラーとされています。国際公認血統証明書(JKC)に記載が認められている毛色は、以下の14色となります。
・ホワイト
・ブラック
・シルバー(プラチナシルバー)
・シルバーベージュ
・シルバーグレー
・グレー
・ブルー
・ブラウン
・レッド
・アプリコット
・カフェ・オ・レ
・ベージュ
・シャンパン
・クリーム
これら以外にブリンドルやパーティーカラーも存在しますが、公認された毛色ではないため、血統証明書の毛色表示の前に×印が記載されます。
トイプードルといえば、ティディベアのような茶色(レッド)が代表的で、最も多い毛色ですが、原色は、ホワイト、ブラック、ブラウンの3色が基本となります。
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1.レッド
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