ティーカップサイズについて

ティーカップサイズ(ティーカッププードル)の生体は、成犬になったときの体重がおおむね2㎏未満の生体をいいます。但し、これは標準的な体形の場合であり、痩せ過ぎている場合の体重は参考としません。
犬の体型を表す基準にボディー・コンディション・スコア(BCS)の指標がありますが、スコアリングがBCS3(標準)の場合を標準とします。標準体型の判断は、「肋骨が薄い皮下脂肪で覆われていて、なでると骨がわかる。上から見た腰のくびれはゆるやかで、なでてみると骨がわかる。横から見るとウエストがゆるやかに細くなっている」かどうかを判断します。体脂肪率は、15~25%の範囲が適当といわれます。

子犬の場合も同様に月齢の割に体重が少ないのは、痩せているせいではないかを充分確認する必要があります。幼少期に成長をコントロールするための食事制限により体重調整を行っているケースを見受けますが、虐待とも取れる大変危険な行為です。成長期の食事制限により成長に必要な栄養素が不足し、成長不全のため、短命になるなどの弊害が生じます。
また、未熟児など出生状態に問題があった場合も同様に健康上の問題を抱えていることがあります。単に個体のサイズが小さいまたは軽いとの理由で、ティーカップサイズ(ティーカッププードル)として販売されている場合がありますので、体型や出生体重を確認することも重要なチェックポイントです。
これらの健康リスクがある小さな個体が市場に数多く出回っていることから、ティーカップサイズ(ティーカッツププードル)は体が弱いと間違った評判があります。本来のティーカップサイズ(ティーカッププードル)は、代々の体格因子が小柄であることと同時に、未熟児ではなく正常な出産体重で生まれた健康な個体をいいます。人間でも小柄な人が不健康であるとは限らないのと同様です。

これらの健康状態に問題がある個体の見分け方は、元気に動き回っているか、十分な毛量が備わっているかを確認すると良いでしょう。

元気に走り回っていれば、体力が備わっていて、活動に必要なカロリーを摂取していることになります。被毛の量については、摂取した栄養素は、体内の重要な部位に優先して送られるため、命を維持するために必要性の高い順に消費されていきます。被毛の量は、即、命に係わる部位ではないため、優先順位が低く、豊かな被毛を得るためには十分な栄養素とる必要があるため、毛量の豊かな子犬は、十分な栄養素を摂取している目安となります。